東京リッチ産業株式会社 − 1工程



製造部1工程 主任
ミゲール エンリコ

編集部

1工程の業務内容を教えてください。

製造部1工程主任 ミゲール エンリコ(以下:ミゲール)

製造のスタートを切る部署で、お客様から頂いたデータを処理し、次工程で仕上、組立される部品と冶工具類をマシニングセンタ3Dプリンタで加工しています。


編集部

お客様のデータで加工できるのですね?

ミゲール

広義ではそうですが、CADで機械加工できる形状に整え、CAMでマシニングセンタ用、専用ソフトで光造形用のデータに作り変えます。


編集部

そうなんですか、それでは工程の概要を教えてください。

ミゲール

先ほどお話ししたデータを機械に転送します。

マシニングセンタはワークとツールをセットし加工後の後処理を行います。

3Dプリンタはレーザで液状の樹脂を固めながら形状を作ります、後処理はサポート除去、洗浄しUV硬化させます。

加工が終わった部品は自由曲面であれば非接触式で、穴ピッチなどは接触式の3D測定器で検査し次工程に引き渡します。


編集部

マシニングセンタと3Dプリンタはどのように使い分けるのですか?

ミゲール

マシニングセンタはレンズの意匠面などスッキリゆがみなく仕上たい製品、フォーカス面、 レンズのカットなどの光学的な特性が必要な製品、そして冶具など物理的に精度を求められる製品などに使用します。

R0.05のツールで仕上る製品は1週間稼働し通しになることもあります。

3Dプリンタはそれら以外の製品全てに使用しますが、積層させていますので仕上にかなりの時間が必要ですので、次工程と 使用目的とのバランスをとりながらケースバイケースで判断しています。


編集部

作業をする上で気をつけていることはありますか?

ミゲール

まずは安全です。マシニングセンタは操作を誤ると危険ですので操作方法、安全教育は必須です。

次になるべく上流でエラーをつぶすことです。エラーが含まれたデータで加工を開始すると発見できるまでに何日もかかって しまい、後工程に負荷をかけるだけでなく、お客様に迷惑が及ぶ可能性があるからです。

そして切削加工をしていますので製品以外はゴミです。リデュース、リユース、リサイクル徹底して行い環境負荷が 大きくならないように作業をしています。


編集部

どうもありがとうございました。


CAD室
ここで加工用データが生まれている。