東京リッチ産業株式会社 − 3工程



製造部3工程 課長
中川 正治

編集部

3工程の業務内容を教えてください。

製造部3工程 課長 中川 正治 以下:中川)

マスターからシリコーン型を作り、熱硬化性樹脂を流して注型製品を作っています。


編集部

どのような工程で作るのでしょうか?

中川

マスターの形状から樹脂が流れやすく、意匠をさけ、なるべく2工程が仕上げやすいところにゲートとなるシャフトを、パーティングラインの位置にフィルムを接着します。 そしてアクリル板で作った型枠にマスターをセットしシリコーンを流し込みます。

後は適温で硬化させ、パーティングライン通りシリコーンを切り、マスターを取り出すと型のできあがりです。


編集部

マスターを取り出した空間に樹脂を流すのですね?

中川

はい、キャビティとコアをテーピング固定し適温まで温めます。 マスターをセットし易く置いてしまうと、シリコーン型が大きくなってしまいます。 シリコーン型をなるべく小さくし、且つ抜きやすい方向でマスターをセッティングしています。


編集部

1つの方向では引っかかってしまい抜けない箇所もありそうですが、そのような場合はどうしますか?

中川

そのような場合には、シリコーン型を分割して対応しています。 部分的に切り取って、その一部分だけ別の方向に抜くのです。


編集部

注型製品を取り出すときに注意する点はありますか?

中川

型を割る時や取り出す時に無理に力を入れて、 品物を破損・変形しないように注意しています。 またそれと同時にシリコーン型が切れないようにするのも大事なことですね。


編集部

製品を取り出したらまたすぐに次の材料を流して良いのですか?

中川

すぐには無理ですよ。 まず、製品を取り出した後のシリコーン型には材料のカスが付着しているので清掃します。 その後上型・下型を合わせてテーピングで固定し、シリコーン型を一定の温度まで温めます。


編集部

そうでしたか。でもなぜシリコーン型を温めるのですか?

中川

シリコーン型を温めておくと材料の液が流れ易くなります。およそ70度くらいに温めます。


編集部

作業をされる上で特に気をつけている事はありますか?

中川

なによりシリコーン型の取り扱いに気を付けています。破損させるとマスターから型作り直す必要があるかもしれません、後工程やお客様にご迷惑をおかけできませんので細心の注意を払います。

ゴミの混入にも気をつけています。特にレンズなどはは小さなゴミ1つでも型に混入すると不良品になりますから、型合わせの前に清掃を徹底して行います。


編集部

どうもありがとうございました。



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