東京リッチ産業株式会社 − 2工程蒸着



製造部2工程
染谷 宏行

編集部

蒸着はどのようなものかを教えて下さい?

製造部2工程 染谷 宏行(以下:染谷)

金属などの蒸着材料を蒸発させて、 素材の表面に付着させる表面処理方法の一つです。


編集部

蒸着の工程教えてください。

染谷

素材の表面を滑らかにし脱脂してからアンダーコートをスプレーして硬化させます。

蒸着窯に素材をセットして蒸着を始めます。

中では真空にする、蒸着材料を抵抗加熱し気化させる、 そして大気圧に戻します。

トップコートをスプレーし硬化させて終了です。


編集部

下地処理がとても重要ですね?

染谷

はい。素材表面の滑らかさとアンダーコートのスプレー加減で蒸着材料の付き方が変わってしまいます。

鏡面でしっとりスプレーできれば艶が出て綺麗に蒸着材料が付着します。


編集部

蒸着窯に品物をセットする時に気をつけるポイントはありますか?

染谷

角度です。おわん形の深い形状などは奥まで蒸着材料がとどかないことがあるからです。

そして蒸着窯の中で素材を回転させるため、落下したり、他の製品や柱にぶつからないように注意します。


編集部

蒸着面は鏡の様に綺麗ですね。いくつか種類があるのですか?

染谷

ほとんどがアルミニウムで行う鏡の様に反射して見える普通蒸着で、よく見ると透けて見えるハーフミラー、蒸着方法ではありませんがトップコートで色を変えることができます。

蒸着材料を銀や銅に変えることで光の反射率を上げたりなど特性を変えることもできます。


編集部

綺麗な蒸着品を製作するコツは何かありますか?

染谷

アンダーコートを納得いくまでスプレーする事ですね。

コツではありませんがホコリが付かないように祈ります。


編集部

どうもありがとうございました。



真空蒸着機
左から 真空ポンプ、蒸着窯、制御装置。